デイトナ Ref.116520 新旧モデル価格、性能など

2019年8月13日

ロレックスデイトナ Ref.116520の全貌

ロレックスの全モデル中でも王者と呼ばれるデイトナは、新品や中古、廃盤モデルなどコンディションに無関係で不動不変の人気がある。

デイトナ Ref.116520とはどんな時計なのか?初心者でも一瞬で魅了される圧倒的存在感の高級ウォッチに迫ります。

デイトナ Ref.116520とは?

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西暦2000年にデビューしたデイトナ Ref.116520は、先代モデルに比べ、機能性やデザイン面において大きな飛躍を遂げました。

機能面では、ロレックス初の完全自社開発ムーブメント(時計の原動装置)である「Cal.4130」を搭載し、世界トップレベルの高い精度と性能を確立させた。

進化した機能の一部には、ゼンマイ駆動時間の延長化もあり、世界トップレベルの3日間以上まで伸びていた。

以前に遡ると、自動巻き時計のゼンマイ駆動時間は一般的に最大2日間でしたが、西暦2000年以降は多くのメーカーが3日間耐久ゼンマイを次々と開発します。

デイトナ Ref.116520に搭載されたムーブメントCal.4130は、2000年時点ですでに3日間ゼンマイ駆動時間を達成していた。

ロレックス腕時計-2モデル

デイトナ Ref.116520の進化は機能面だけでなく、デザイン面も大きく改良され、より高級感が増した。

ケース(腕時計本体の外装)はステンレススチール製になり、ブレスレットと共に耐久性とデザイン性が向上されました。

Ref.116520のケース径は40mm、風防はサファイアクリスタル、100mの防水機能があります。

文字盤では、インダイヤル(文字盤内にある小ダイヤル群)箇所がやや上に装飾され、インデックス(文字盤上の目盛や数字)の拡大化も施されました。

デイトナ Ref.116520は以降も、誕生した西暦2000年からお役御免の西暦2016年まで、実に様々な仕様改良が加え続けられました。

デイトナ Ref.116520は、新モデルのRef.116520LNが登場する西暦2016年まで、デイトナ不動の絶対的な定番モデルでした。

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モデルチェンジという言葉は、腕時計ファンならずとも凄く気になる響きです。

例えモデルチェンジ前と決定的な違いとしても、ロレックス愛好家にとっては革命的な一大イベントです。

古きも捨てがたく、新しきも知ってみたいとする、まさにロレックス温故知新の境地ですね。

ドレスデン-ザクセン州-ロレックス時計

デイトナには、「オイスターパーペチュアル・コスモグラフ・デイトナ」という正式名称があります。

デイトナという名前の由来は、アメリカにある有名なサーキット場である「デイトナ・インターナショナルスピードウェイ」から付けられました。(諸説あり)

コスモという名前の由来は、デイトナの開発が宇宙への壮大な夢をも託されていたからです。

実はデイトナが誕生した1961年は、NASA(アメリカ航空宇宙局)が宇宙計画を始めた年でもありました。

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デイトナの製造期間は2000年~2016年までと比較的長く、中でもRef.116520の生産中には、数多くの仕様変更がありました。

仕様変更の先駆けとして、2006年、文字盤外周部にルーレット上の輪がつけられ、その部分に様々な刻印が入りました。

刻印箇所は、12時位置にロレックス社の王冠マーク、6時位置にシリアルナンバー、他の場所はROLEXの文字となっており、通称「ルーレット刻印」と呼ばれています。

ルーレット刻印は、偽造品防止対策の一部として、ロレックス社が開発した独自の技術です。

2008年頃からは、クラスプ(ブレスレットの留め具)の仕様変更が段階的に行われ、実用性と耐久性が飛躍的に高くなっていきます。

クラスプとは、時計とブレスレットを腕に固定するための留め金のことで、ロレックスの優れた技術により、心地良くストレスの少ない装着性を可能にしています。

2015年には、クラスプの折り畳み部分が鏡面仕上げとなり、光沢感も増し、高級感もアップしました。

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マイナーチェンジな仕様変更として、夜光塗料の存在も隅には置けない項目です。

2013年頃、夜光塗料のリニューアルにより、それまでのスーパールミノバ(蓄光型夜光)からクロマライトへ変わり、光色の変更や明度と持続時間の性能がUPしました。

スーパールミノバとは、あらゆる光を一時的に蓄え、暗所で光りを放つ習性のある蓄光型塗料のことで、1993年に根本特殊化学株式会社が開発した「N夜光・ルミノーバ」の特殊タイプです。

スーパールミノバは針やインデックスなどに塗布され、明るい場所で蓄積した光を暗い場所で光らせ、現在の時刻を確認できる。

だが、スーパールミノバには発光能力は無く、時間経過と共に光度は弱まる。

クロマライトは、2010年頃から採用されたロレックス独自の夜光塗料で、主にスポーツモデルで使われている。

スーパールミノバとクロマライトの決定的な違いは、発光色と発光時間の差で、前者はグリーンに光り、後者は約2倍の持続時間で神秘的なブルーに輝きます。

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Ref.116520へのマイナーチェンジには、インダイヤル(文字盤内にある小ダイヤル群)の微妙な色変更もあり、ファンを楽しませる要素の1つとなりました。

インダイヤルとは、文字盤の中に設置された小さなダイヤルのことで、スモールセコンド(小さな秒針)や月日、曜日、ムーンフェイズ(月齢表示)、クロノグラフ(ストップウォッチ機能)で使う30分積算計や12時間積算計などがある。

Ref.116520のインダイヤルカラーには、シルバーが一部使われていましたが、2010年頃に地味な色変更がありました。

具体的には、2010年のインダイヤルカラー変更により、シンプルなシルバー色がやや渋い輝きを放つメタリック色になりました。

微妙な仕様変更は時計業界に限らず、全ての愛好家にとって目の離せないイベントであり、チェンジ前と後の両方を入手したいと願うのがファンの本心ですね。

デイトナ Ref.116520の発売当初は、人気の高さによる入手困難な状態が続き、国内での輸入数も限定され、正規品、並行輸入品を問わず品薄状態が続きました。

正規品とは、日本の正規店や直営店で販売される商品で、日本国内の保証書が付いてくる商品です。

並行輸入品とは、直接海外の正規店、直営店、免税店などで購入され、業者によって日本国内へ持ち込み販売されているもので、販売国の保証書が付いてくる商品です。

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Ref.116520の正規品購入は、基本的に一見客では困難で、よほど強運に恵まれない限り在庫に巡り合えない状況でした。

Ref.116520の正規店での入荷頻度は半年に1本と極めて少なく、ターゲットを割高の並行輸入品に向ける方も多かったようです。

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Ref.116520の並行輸入品は、正規品に比べて断続的に1.2倍以上の値段が付きましたが、最高価格はなんと288万円にもなりました。

プレミア価格となった並行輸入品を追い求め、それでも購入する方は後を絶ちませんでした。

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かつてのデイトナ定番モデルだったRef.16520から、西暦2000年に次世代定番モデルであるRef.116520が登場し、数多くの仕様変更が行われました。

最大の仕様変更はムーブメントのバージョンアップであり、ロレックスの念願であった完全自社開発製のCal.4130を搭載することになった。

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Cal.4130の以前は、他社製であるゼニス社の「エル・プリメロ」にロレックス社が改良を加えたCal.4030を搭載していました。

完全オリジナル製のムーブメントであるCal.4130が開発される以前は、ロレックスも他社の力を借りるという苦汁の選択をした時代があったのですね。

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ムーブメント以外の仕様変更は、以下に要約します。

機能面での変更点

  • クロノグラフ機構(ストップウォッチ機能)のパーツ数を約60%削減
  • パワーリザーブ(時計の最大駆動時間)が、54時間から72時間へUP
  • ハック機能(時間調整時に秒針が止まる)が追加
  • インダイアル(文字盤内の小ダイヤル)の部品類が裏蓋側へ集約

デザイン面での変更点

  • インダイアル(文字盤内の小ダイヤル)の秒針が、9時から12時位置へ移動
  • インダイアルの色がシルバーに変更
  • 風防サファイアガラスの6時位置上に、王冠透かしが刻印
  • フラッシュフィット(ケースとベルトの連結部)が一体化
  • ベゼル(時計外周の円形パーツ)のタキメーター(ベゼル上の目盛り)が、刻印から印刷仕様へ
  • 時針分針の太さ変更
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Ref.116520の希少性と買取価格は、ロレックス全モデルの中でも最高クラスです。

Ref.116520が希少性と買取価格が高いのは、西暦2000年の登場以来、製造元であるロレックスからの供給が追い付かない程の人気の高さに理由があるからです。

特にステンレスシリーズの人気は圧倒的に強く、兄弟分のコンビ素材やゴールドモデルなどと比較しても圧巻の実力です。

ロレックス-GMTマスター-男性用

国内最大級のネット通販であるアマゾンや楽天市場、ヤフーショッピング、価格.comでも、Ref.116520の人気度は特に目立ち、売り切れ状況が続くショップも多いようです。

Ref.116520の生産は西暦2016年に終了したことにより、希少価値と買取価格は今後も更に上がり続けることでしょう。

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ロレックス デイトナは、2000年に完全自社製クロノグラフ・ムーブメントを搭載しました。

前モデルのデザインを受け継ぎつつ、ダイヤルやインデックスの変更など、細部のレベルも磨き上げています。

2007年以降、ロレックス社の独自開発のゼンマイによって、耐磁性・耐衝撃性が向上しました。高い耐久性と精度も素晴らしく、技術者からも高評価を得ています。

ブレスレットは、堅牢性を高めるためソリッドパーツに、バックルにはイージーリンクで微調整を簡単にできるようにしてあります。

進化し続けるデイトナ、洗練されたデイトナの精巧なメカニカルデザインは、常にファンを魅了し続けています。